ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書

ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書

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  • 著者:安本 隆晴 (著)
  • 出版日:2012/5/18

紹介されている記事

本書の説明

ユニクロ、アスクルの成長を支えた
上場準備コンサルタントが
会社を成長体質に変える数字の使い方、教えます。

★「前年比○○%増」の前例踏襲目標は今すぐ捨て去ろう
★高い志・目標とマイルストーン(道標)をセットにする
★月次予算書は目標レベルの異なるものを2つ以上作る
★のろのろ月次決算を最速決算に変える社内大作戦
★あなたの会社のタコメーターを作ろう
★社員に決算書を公開し、1人当たりの決算書を作る
★粗利率・販管費比率を改善するために、どんな手を打つか
★貸し倒れを防ぐために債権管理でやっておくべきこと
★管理部門にこそ優秀な人材を張り付ける
★ユニクロ、アスクルなど5社の会計数字ケーススタディ
…ほか、実務に役立つヒント満載!


【はじめに より】
会社の決算書は、
利害関係者に対して説明責任を果たすツールであるとともに、
現在の会社の真の姿を映し出す鏡でもあります。
この鏡に表れた会計数字をつぶさに観察し、
それを次の行動に活かすことによって、
会計の力で会社を変えることができます。

実際、伸びる会社は会計数字の重要性を知っていますし、
競争に勝つために独自の数字を作って行動の目安にしています。
逆に、数字をおろそかにする会社は、
順風満帆に見えてもどこかでつまずいてしまうものです。
会計数字に表れた危険信号をなかなか察知できないからです。

したがって、僕が起業したばかりの経営者や
中小企業の経営者の方々によく申し上げるのは、
「何でも数字化してみてください」ということです。

経営のプロセスを数字化し、
それを毎日観察すれば変化が見えてきます。
手を打てば数字が動き、
その打ち手を変えればどう数字が変化するかが分かります。
小売業で時間ごとの顧客入店数、購買客数、男女比を
毎日記録しているとすると、
打ち手、たとえば品揃えを変え、チラシの書き方を変え、
看板を書き換え、ウィンドウディスプレーを変えたことで、
男女別の顧客入店